深夜2時すぎ、謎の痛みに苦しみながら病院に行くことを決意するが、
病院へ行く手段がない!
タクシーで1時間待つのも、このまま良くなるのも無理!と判断した旦那は
自分で運転してくことを決意。
病院までは5キロ。田舎のこの時間ならまず他に車も走っていないはず。
のろのろ運転で行けばなんとかなる、いや、このままじっとしているのが一番無理!
妻の運転よりマシと思ったらしく娘はそれで納得。
娘ひとりにもできない妻に見送られ旦那ひとりで病院へいきました。
案の定1台の車も通ることのない田舎道をのろのろ運転で病院に到着。
しかしここで新たな問題が発生。
あれ、病院の入口はどこだろう??
初めてくる病院でさらに深夜ということで電気もごく僅かで入口がまったくわからない。とりあえず建物近くに駐車して光のある方へ歩いてみることに。
痛くて腰を曲げながらちょこちょこ歩くことしかできない状態で、
こっちに入口があるかもしれない、という心細さ。
ようやくたどり着いた電気の付いた場所はどうやら救急車がきた場合の入口みたい。
ここでいいのか?
と疑問に思いながらもすでに冷静な判断はなくなったもんで躊躇なく入口の
インターホン?みたいなボタンを押して見る。
………反応がない。もう一回。
反応がない。まさかのお留守ですか!?
動揺してあたりをきょろきょろすると、暗がりの向こうでかすかに人影らしきものが。
そっちが入口か!?
すでに警戒心も周囲の目も気にする状態になくすがれるものにはなんでもすがれる状態。
だってスボンのボタンもチャックも前回だしね!
(※お腹が張ってしめれなかった)
暗がりなところをよちよちと進むとようやく入口を発見。
カウンターには警備の服を着た男の人がいるだけでその人が遠目にこっちを見ている視線を受けながらもぞもぞ進んでいくのだが
見ているだけですか!?
と内心ちょっとイラっとしてしまう。
気持ちに余裕がまったくない状態。
事務的に手続きが進むと「じゃあ、処置室の前で待っていてください」と言われるが
処置室はどこですか!?
廊下を先に進めばわかります、と言われてその方向に進むがありませんけど!?
病院の廊下をもぞもぞ歩く不審な人をたまたま通りかかった看護婦の方に保護されました。
「あの…、どうされました?」「処置室が見つからないんです(泣)」
あのときの看護婦さん、有難うございます。
深夜の病院も順番待ちとなるのですが、とにかく痛くて、苦しくて仕方ないわけで、
立ったり座ったり、何も出ないのにトイレに行ったり。
ほかの待合室にいる人はコーヒーを飲んでたり談笑してたり、
さっきの受付のかたの対応もあり、
(あれ、もしかして私はおおげさなのか?これくらい実はふつうなのか!?)
とちょっと妙な不安になってしまった。
でも、とっても痛くて、苦しいのは我慢できない!
尿意がMAXなのにおしっこが出ないという苦しさと痛み。
ちゃりーん、ちゃりーん、とマ○オが股間の下でジャンプを繰り返しているイメージ。
30分くらい待って受診を受けると1分足らずで
「多分、石ですね」
との診断。その後に撮ったレントゲンにもキレイに白い塊が写っていました。
キレイに写ってますね、と素直に感想を漏らすと看護婦さんがちょっと笑ってました。
そんなに大きくない結石らしく、処置としてはとにかく水分をいっぱいとって、
おしっことして出す!ということみたいです。痛み止めの薬を処方されましたが、
結局それから2日間は苦しむことになるのでした。
ちなみに結石は再発率が高いらしく、もう2度となりたくない!と思うのですが、
一方でみんなにこの苦しみを一度は味わってほしい!とも思うのでした。